2006年 05月 27日
『ぬ』 温め鳥 ぬくめどり
寒い 寒い 冬の夜
鷹は一羽の小鳥を捕らえる
その寒さと飢えを満たすため 命をその身に満たすため
だれもが そう 考えるだろう
けれども鷹は奪わない 弱くて儚いその命さえ
鷹はその小鳥を摑みはするが その飢えを満たすことをせず ただ 脚を温める
真冬の凛凛たる寒さの中で 唯一の自由を奪われて
小鳥は怯えてふるえるだろうが それでも命は温かい
凍える鷹のその脚を 小さな小さなぬくもりが そんな気もなく温める
糠星が散る夜空の下で 二つの命が静かに寄り添う
小鳥の想いはそこになくても それでも命は温かい
白々と夜が明ける頃 鷹はそっと小鳥を放す
小鳥は自由を取り戻し 小鳥の領域へと還ってゆく
鷹は小鳥のソラを見とどけたのち その日一日
その領域には踏み込まない
鷹が有する矜持のもとに
厳寒の冬のさなかでなくても
夏の日差しの下でさえ
凍えて震えるわたしがいる
ココロの中が凛凛と 凍ってゆくのをただ耐える
ututuのソラを わたしは翔べない
ututuのわたしは ツバサを持たない
そこでわたしはyumeに逃げ込み ココロのツバサを具現する
ココロのソラでわたしは探す 小さな一羽の温め鳥を
きっとそれは小鳥の姿を持たず ココロのソラを浮遊している
わたしはそれを丹念に集め 壊さぬようにそっと抱える
それはとても壊れやすく
それはとても 儚なく 脆い
貴方がわたしに託してくれた
ちいさな やさしい 貴方のココロ
その儚い温もりを そっとこの身に抱え込み
わたしは凍える闇夜を耐える
そのほんのわずかな温もりは
暗澹として 凍ったココロを少しずつ融かす
夜の帳が明けるころ
わたしはututuへと還ってゆく
貴方のココロを そっとこの身に抱え込み
小さな 一羽の温め鳥を 貴方に還す そのために
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鷹は一羽の小鳥を捕らえる
その寒さと飢えを満たすため 命をその身に満たすため
だれもが そう 考えるだろう
けれども鷹は奪わない 弱くて儚いその命さえ
鷹はその小鳥を摑みはするが その飢えを満たすことをせず ただ 脚を温める
真冬の凛凛たる寒さの中で 唯一の自由を奪われて
小鳥は怯えてふるえるだろうが それでも命は温かい
凍える鷹のその脚を 小さな小さなぬくもりが そんな気もなく温める
糠星が散る夜空の下で 二つの命が静かに寄り添う
小鳥の想いはそこになくても それでも命は温かい
白々と夜が明ける頃 鷹はそっと小鳥を放す
小鳥は自由を取り戻し 小鳥の領域へと還ってゆく
鷹は小鳥のソラを見とどけたのち その日一日
その領域には踏み込まない
鷹が有する矜持のもとに
厳寒の冬のさなかでなくても
夏の日差しの下でさえ
凍えて震えるわたしがいる
ココロの中が凛凛と 凍ってゆくのをただ耐える
ututuのソラを わたしは翔べない
ututuのわたしは ツバサを持たない
そこでわたしはyumeに逃げ込み ココロのツバサを具現する
ココロのソラでわたしは探す 小さな一羽の温め鳥を
きっとそれは小鳥の姿を持たず ココロのソラを浮遊している
わたしはそれを丹念に集め 壊さぬようにそっと抱える
それはとても壊れやすく
それはとても 儚なく 脆い
貴方がわたしに託してくれた
ちいさな やさしい 貴方のココロ
その儚い温もりを そっとこの身に抱え込み
わたしは凍える闇夜を耐える
そのほんのわずかな温もりは
暗澹として 凍ったココロを少しずつ融かす
夜の帳が明けるころ
わたしはututuへと還ってゆく
貴方のココロを そっとこの身に抱え込み
小さな 一羽の温め鳥を 貴方に還す そのために
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by fusyou-kumahachi | 2006-05-27 04:45 | yume