『へ』 平坦 平坦なみち へいたんなみち

今まで私があゆんで来たみち

幼い頃は歩みをすすめる事だけで精一杯だった
周りにある大人たちが 転びそうなあなを埋め つまずきそうな石をよけ
それでもひたすらよたよたと 一生懸命足を運んだ

自分の意思で歩き始めると みちは様々な顔を見せ始めた

駆け出したくなるようなまっすぐで平らな道のその真ん中に
大きな落とし穴が仕掛けてあったり

石ころだらけで歩きにくい砂利道の端に黄色い花を見つけたり

突然に大きな石が転がりだしたり

険しい山を越え 深い谷を渡り 川を横切り 海原を駆け

その都度わたしは苦しみながら それでもあゆみを進めてきた
険しい道に あえぎながら
黄色い花に 安らぎながら

そしていま

これから先のみちを見つめて 
いま来たみちを振り返るとき
わたしの目の前に広がる風景の中
そこに在るのは 思いもかけない 平坦なみち

そのときは大きかった石でさえ ココロの中で風化して
険しい山も今では小高い丘に見え
そしてそれさえもさらさらと
柔らかな砂に姿を変えて 海や谷を埋めていく

一呼吸おいて振り返るとき
そこに在るのは 平坦なみち
苦しみも 哀しみも風化した ただ一筋の平坦な道 
そこには黄色い花だけが色もあせずに咲いている


わたしは花から種を取り ココロの中に植えつける
ココロに育ったその花からは幾つものコトバが花咲くだろう

未来へと向き直ったわたしの前に広がるものは
まだ幾筋もの険しい道

険しい道を選びとり 立ち向かうための意志を与える
わたしの歩みをすすめるためのチカラとエネルギーを持つコトバ

そしてわたしは歩き出す
yumeへと 未来へと




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by fusyou-kumahachi | 2006-06-02 02:51 | ututu

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