2006年 07月 07日
fantasy 幻想
一年に一度の逢瀬
天に流れる 川を挟み
恋焦がれる 二つの星
琴座の織女 Vega
鷲座の彦星 Altair
二人の距離は15光年
果てなく広がり続ける 宇宙では
二人の距離は 限りなく近い
悠久のときを過ごす二人には
一年という時間は ほんの刹那
ただ一夜の契りは 瞬くあいだの刻でも
度重なれば 永久につながる
そして
ー万2千年という永い時を経て
わたしは織女が 天頂に昇り
その一点に留まるのを観るだろう
そのとき織女Vegaは pole☆starとして玉座に就く
北の空の中央に輝く織女の周りを
満天の星が取り囲み
彦星はその中のひとつの星となり
ほかの星と共に
織女の周りを 回り続ける
果たして
その時になっても 二人の逢瀬は続くのだろうか
そしてふたたび永いときを経て
織女はいつしかその玉座から降り
彦星のもとへと 逢いにゆくのだろうか
fantasy
御伽噺のような展開でも これは現実
遠い 遠い 未来の話
それでもいつか 織女は 北の天頂に瞬いて
あまたの星の 中心となる
ututuの中のfantasy
fantasyの中にあるututu
どちらが 幻想的なのか
どちらが 現実的なのか
それは貴方の ココロのままに
七夕によせて
~Special version~
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by fusyou-kumahachi | 2006-07-07 21:49 | ututu