2006年 12月 03日
ナガイ ヨル
ナガイ ヨルの中に いま わたしは居る
ナガイ ヨル
永い 夜
永い夜は 永遠に終わらない
暗闇が 果てしなく続く空間
灯りが見えず 方向もわからず
上も 下も 右も 左も
目を開けているのか 閉じているのかさえ判らずに
ただヒトリ そこに存在する
誰の手も届かない
漆黒の闇の中
絶望だけが 支配する夜
わたしはそこに居た
ナガイ ヨルの中に いまだわたしは居る
ナガイヨル
長い 夜
長い夜は いつかは明ける
たとえどれほど長くとも 終わりは来る
いつかは 光が闇を照らす
ここにはもう 絶望はない
希望にはまだ 手が届いていないけれど
誰かがわたしに 手を差し伸べていてくれているのが判る
かすかな温もりが すぐ傍にある
いまだ方向は 判らないけれど
わたしは自分の足で立っている
わたしの眸は ヒカリを探すために見開いている
微かなヒカリも見逃さないように
僅かな希望を 掴み取るために
暗闇が 終わる方向を見極めるために
長い夜の中に居るわたしは
それでも もう 絶望には支配されない
わたしが求めるものは ヒカリ
わたしが求めるものは 希望
わたしが求めるものは あした
長い夜があけるまで どれだけかかるか まだ判らない
あとすこし わたしは息を潜めて時を待つ
それは永遠ではなく
ふと 気が付くと
ヒカリの中に居る わたしを見つけるだろう
そのときには 貴方の眸にも
わたしの姿が 映るだろう
そう わたしが貴方を 見つけるのと同時に
長い夜が終わり
あふれるほどの ヒカリの中に
↓哲学してるつもりはあまり無いのですが、”コトバを捕らえるために”クリックお願いします。
あと少し ココロを休ませます
あと少し 傷を癒す時間を持ちます
忘れないでいて 下さいますか
待っていて 下さいますか
わたしの姿がなくとも わたしは確かに
ここに居ます
☆この作品は全てフィクションです。
登場人物は全て架空のものであり、実在の人物、団体等には一切の関係はありません…ちゃんちゃんw
by fusyou-kumahachi | 2006-12-03 05:40