2008年 06月 23日
あの日の 夕焼けのソラ
優しい顔をあまり見せずに
まるで集中豪雨のように
どさっと雨を降らせたあとに
からりとした晴天になるような気がする
その日も 午前中はニュースで注意が促されるほどの
酷い雨が降っていた
でも 夕方には嘘のように雨が上がり
わたしの暮らす街の空では
朝の 決して晴れることがないような 重く垂れ込めた雨雲は姿を消し
綺麗な青空が 夕焼けに染まった
その夜
わたしはあちらこちらで その夕焼けの写真を見つけた
「あなたもこの夕焼けを 見ていたのね」
そんな会話が交わされているのを読みながら
わたしのココロも その中にいた
わたしもカメラの中に その夕焼けを収めていたから
わたしも ココロの中に その夕焼けを 写し撮っていたから
その方々が 心の中に悲しみを抱えていることは知っていた
その方々が抱えているように わたしもココロに哀しみを抱えていた
そのカナシミから あふれる涙を その豪雨のように感じていたこと
そのカナシミが 夕焼けに癒されたように感じたこと
その夕焼けが わたしたちにとって どれだけしあわせだったことか
そんな想いが 共有できるしあわせがあるから
わたしはここにいるのかもしれない
ワタシモ コノユウヤケヲ ミテイマシタ
アナタハ コノユウヤケヲ ミテイテクレタデショウカ
by fusyou-kumahachi | 2008-06-23 23:28