カテゴリ:yume( 55 )

トパアズ

宝石のことなど何も知らない
ダイヤモンドとガラス玉の違いもわからない
ただ きらきらと美しいものは 目を惹くことはあっても
それに何かの意味など無かった

年頃の姉が 誕生石や その意味を教えてくれても
それはただの透明な青い石だった
ましてやほかの石のことなど 何も知らずにいて困ることはなく
ほかにわたしには たくさんの知りたい事があった

そんな子供時代を過ぎて 多感な時期にさしかかったとき
授業と言う 無粋な出会いではあったけれど
わたしは  その宝石と 出会った


     そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
     かなしく白くあかるい死の床で
     わたしの手からとつた一つのレモンを
     あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
     トパアズいろの香気が立つ
     その数滴の天のものなるレモンの汁は
     ぱつとあなたの意識を正常にした

                    レモン哀歌〜高村光太郎「智恵子抄」より〜



精神を狂わせて 死の床にあった智恵子の 遠い意識を
一瞬にして 取り戻してきたレモンの汁
その酸味と共にレモンが放った トパアズいろの香気
それはわたしに 鮮烈なキオクを刻み込んだ

その宝石のコトは知らなくても すべてを知っているような気がした
トパアズと言う宝石の持つ 


レモンを噛んだときに滴る 果汁の一滴のような 
煌き
透明感

失っていたものを取り戻した
あふれんばかりの喜び

すべてがトパアズに集約する
その瞬間

トパアズはわたしにとって特別な宝石になった
失くしてしまっていたもの
狂ってしまっていたもの
それを正常にして
取り戻すことのできる 確かな希望

実際にトパアズに出会ったのはそれからずいぶん時間が経っていた
その石は ダイヤモンドに比べれば 価値が低く見られていて
贈っても あまり喜ばれるものではないようだったが
11月の誕生石だと言う その石の色と 透明感のあるきらめきは
暮れゆく秋にもふさわしく

何もかもを 正常に導いてくれる気がした

トパアズいろの香気

この街中が浮かれているイベントに便乗して 
トパアズを 贈ったら
貴方は受け取ってくれるだろうか

指輪を贈ることのできる立場にはないから
ちいさな石の ペンダントか ピアス
貴方はどんな顔をするだろう

トパアズいろの ゆめの中
トパアズいろの 香気が立ち
貴方が 気付いてくれるコトを
yumeからututuへと 正気を戻してくれることを
わたしが望んでいることなど 知らなくても

それでもわずかな望みを込めて
わたしはトパアズいろの魔法に賭ける

そういえば トパアズの石のコトバには
『希望』があったかもしれない



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レモン哀歌〜高村光太郎「智恵子抄」より〜        「トパーズ(TOPAZ)」
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by fusyou-kumahachi | 2006-11-28 03:48 | yume

空色  ソラノイロ


早暁
ヒガシのソラが次第に明るくなり
すこしずつ 白んでゆき
すこしずつ 青く染まる
白から淡いクリームの混ざったコンポーズブルーへと
ヒガシの空が青に染まってゆく

振り返ると
夜をまだそこに残した空は
暗く沈んでいる
地平線から 天頂をとおりすぎ また 地平線へ
少しずつまじりあう 夜から朝へのグラデーション

冬の朝のソラノイロ

冷たく澄んだ空気が ソラを高く 遠くへと 突き上げる
手を伸ばしても届かない
低い雲とは対照的な 明るく 澄んだ スカイブルー

冬の昼のソラノイロ

太陽はソラを駆け足で通り過ぎ
その姿を早く隠そうとする
地平線から茜の色が滲み出し
ソラの青と混ざり合う
その中心にあるのは金色のヒカリ

茜が紅に変わるころ 夜の闇が気配をあらわす

冬の夕暮れのソラノイロ

ソラに煌く星の光も 細くとがった三日月のアカリも
冴え冴えと 冷たく 青白く輝く
その冷たいヒカリをすべて吸い込んでしまってさえ
冷たく深い 黒い闇のイロ

冬の夜のソラノイロ

木枯らしがつれてきて そのまま置き去りにしていった
雪を呼ぶ 鈍色の雲 
その雲がソラ一面を覆うとき 白い雪が無数の点を描く

冬の雪の日のソラノイロ

春の ソラノイロ
夏の ソラノイロ
秋の ソラノイロ

季節が巡るごとに
時間が過ぎるごとに
移ろい変わるソラノイロ

絵の具にある空色は ソラノイロを写してはいない

刹那の時さえ とどまらないソラノイロ

それはわたしのココロノイロに似て
それは貴方のココロノイロを写す

一瞬たりともとどまらず
その一瞬が すべて美しい

わたしのココロを写す ソラノイロ
ソラノイロを写す わたしのココロノイロ



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by fusyou-kumahachi | 2006-11-11 03:26 | yume

野分 セピア色の風


雲ひとつない晴れ渡った空の下に
嵐のように風が吹き荒れる

昨日まで 降り積もり
秋の日差しの中で歩道を彩りながら
すこしずつ 乾いた音を立てていた
落ち葉を風が追いかける

その速さにおどろき
振り返り 風の姿を目で追いかける

風に追いかけられ 
猛スピードで駆け抜けていった落ち葉は
追い付かれた風に巻き上げられ
新たに振り落とされた枯葉と共に

あたりの景色を
あたりの空間をすべて
赤や 黄色や 茶色のモザイクに変えてゆく

そしてまた 一瞬の静寂が訪れる

枯れた芝
降り積もった落ち葉が 
赤や黄色や茶色に重なる

木々に残る色づいた葉の 一葉々
秋の空と 秋の雲

それらが織り成していた
秋の景色 秋の色

葉をすべて吹き飛ばされた梢
かさかさと歩くたびに
秋の音を奏でていた落ち葉たちも
空に浮かぶ秋雲さえ
晩秋に吹くこの風に なす術もなく 連れ去られてゆく

ひと時の静けさを挟んで
くりかえし くりかえし吹き抜けるこの野分の毎に

晩秋の景色が かき消され
monotoneの 冬の景色へと
描きかえるために
秋色が次々と 吹き飛ばされてゆく

そこに残るのは冬を待つ街

冬を連れ去り 春を呼び込むのは
桜色の風

秋を連れ去り 季節を冬へと
塗り替えてゆくその風は
sepia color wind

その風のいろは セピア色



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by fusyou-kumahachi | 2006-11-08 22:19 | yume

黒曜石

ココロの中にある熱い想いが創りだした
漆黒の黒曜石

本当はガラスのように透明だったはずのココロは
さまざまな不純物が混ざり合い
今はそのむこうを透かし見ることは出来ない

その不純物は届かない貴方への想い
昇華できずに溜まっていったココロの澱
それが澄んでいた想いを深い闇の中に閉じ込めてしまった

そしてその想いは熱さを増して
それらをココロに溶かし込み
暗い闇を内包した 黒い石を創りだした

わたしのココロが作り出してしまったこの石は
カムパネルラが銀河ステーションで貰った
円盤状の 夜空の道標のように
星座の鉄道地図が描けるほどに暗く 
闇に近く

そしてとても脆く 割れやすい

その鋭利なカケラは
わたしのココロに傷をつけ
貴方のココロにさえ 血を流させる

ガラスの鋭利さをこの身のうちに抱え
わたし自身も
貴方さえ傷つけながらも

それでもわたしはこの石を
すこしずつ すこしずつ
薄く割り 削り取ってゆく

この身のうちに生まれてしまった闇を
少しでも薄く
あかりが差すように

塊のままの黒曜石は ヒカリを透さず
深遠なる闇を抱えているように見えるが

その切片の 鋭い刃先は
触るものを傷つけはするが

それでも其処は限りなく薄く
元の透明なガラスのように
ヒカリを透して 景色を映す

すこしずつ 薄く
すこしずつ 傷つきながら

わずかなヒカリを求めて
わずかに血を流しながら

ココロの闇を 拭いさるまで
ココロにヒカリが あふれ出すまで

すこしずつ 薄く
すこしずつ 傷つきながら

黒を感じないほど透明になるまで
ヒカリをこの身のウチに 受け入れられるまで
貴方がわたしのココロを 透かし見るコトが出来るまで



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『銀河鉄道の夜』 -旧版- 参考資料
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by fusyou-kumahachi | 2006-10-25 03:27 | yume

かなりあ     canary yellow


歌を忘れたカナリアは 後ろの山に 棄てましょか

さえずることを忘れてしまったカナリアは
美しく 華やかなcanary yellowの羽根をひろげた
綺麗なその姿を持ってさえ
裏の山に 棄てるといわれてしまう

歌がその価値となるカナリアは
美しい羽根を持っていても
それを認めてくれるヒトはいない

歌を忘れた カナリアは
後ろの山に棄てられてしまう

歌を歌わないわたしは コトバを綴る
コトバで 詞をうたい
コトバでリズムを刻み
コトバでメロディをあらわす

それがわたしの歌う ウタ
それがわたしのさえずりとなる

歌を忘れたカナリアのように
コトバを忘れてしまったら
此処にコトバを 残せなかったら
わたしも後ろの山に棄てられてしまうだろうか

ましてやわたしは
canary yellowの羽根すら持たない

後ろの山に 棄てられて
背戸の小藪に 埋けられて
柳の鞭で ぶたれてしまうだろうか

いえいえそれはかわいそう
そういって救ってくれるヒトがいるだろうか

歌を忘れたカナリアも 象牙の舟に 銀のかい
月夜の 海に浮かべてくれる優しいヒトの手によって
忘れた歌を思い出す事が出来る

かごに閉じ込められ 自分の居場所を取り上げられ
歌を忘れてしまったカナリアも
象牙の舟に銀のかい 月夜の海に浮かべてもらえば
自分の居場所を おもいだし 歌うべき歌を 取り戻す
 
いえいえ それはなりませぬ

そういって救ってくれるヒトがいるとしたら
きっとそれは貴方だけ

象牙の舟も 銀のかいもなく
月夜の海に浮かばなくても

貴方が かわいそうと 差しのべてくれた手の中に
わたしはすっぽりとくるまれて

その温もりと その優しさに包まれて
そこがわたしの居場所と思い出し
ウタウべきウタを 思い出す



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by fusyou-kumahachi | 2006-10-19 02:26 | yume

Yellow Yellow Happy

もしも生まれ変わっても また私に生まれたい
この体とこの色で 生き抜いてきたんだから


そんなふうに自信を持って生きてこられただろうか
もし生まれ変わっても またわたしに生まれたいと思えるだろうか

すべては わたし が わたし でいるために
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by fusyou-kumahachi | 2006-10-12 23:59 | yume

ume liquor  yellow greenの梅の実に

カラダとココロが疲れきったわたしに届けられた 
優しい思いの詰まったボトル

これは今年 造ったばかり
これは3年前
これは5年前
そしてこっちは十年前よ いい色でしょう
古いほうから開けていくのよ
まずはこれから飲みなさい すぐに元気が出るからね


わたしの目の前に並べられてゆく
すこしずつ すこしづつ 緑を含んだ黄色から
グラデーションのように色の濃くなるガラスのボトル

中にはいくつかの 梅の実が 
ころこと または ふわりと浮いている

今年の梅はまだgreenを残し
10年物はもうすでに
Yellow green を とおりこし
琥珀の液体に染まろうとしている

はたらかない頭でぼんやりと
それぞれのボトルを揺らしては
玩んでいるわたしをおいて
手際よく湯を沸かし ポットに詰めてくれたヒトは

実は本当はもう出すんだけれど
つまんでごらん?美味しいから
とにかくあたたかくして休みなさいね


そういい残して部屋を去る

ヒトリのこされたわたしはとりあえず
いわれたとおりに一番古く
琥珀の色も濃い液体を ホットグラスにすこしだけ注ぐ

お酒に弱いわたしでも これくらいならいけるかな
その分量を慎重に とろりとした感触を楽しみながら

そっと上からお湯をそそぐと 琥珀と透明がグラスの中で
ゆらゆらと 漂いながら混ざり合い
湯気と共に芳香が立ち上る

そのわずかな時間を楽しみながら
そのあたたかさを手のひらに確かめながら
わたしはほっと 一息をつく

その熱い想いが醒めるまで ほどよくココロにしみるまで
琥珀に染まった梅の実を そっと取り出し口に含む

香りの高い梅の実は 口の中でとろりと溶けて
アルコールと共に わたしを酔わせる

ゆっくりと あたたかく
ほんのり甘い想いを飲み干したあと
すぐにも訪れる 眠りの前のわずかな時間
わたしのココロは
今年のボトルにとらわれる

まだほとんど色もなく
中に転がる梅の実も yellow green
取り出して歯を当てれば かりっと音が
聞こえるほどには 張りもある

とろけるほどに柔らかい 琥珀の実には比べるまでもなく

いまのわたしは まだ固い梅
甘い あまい 氷砂糖と
高い度数のアルコールに酔いしれて
あおく堅かったこのカラダは
ほんのりと yellow greenに変わったけれど
まだその身のうちには 毒を残し
その毒に わたし自身が苦しめられる

その毒が抜けるには あとまだすこしの刻が要る
すぐにも訪れる眠りの中で
わたしはそっと そのときを待つ

甘い あまい 氷砂糖と アルコールが魅せる夢に包まれて



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by fusyou-kumahachi | 2006-10-11 21:43 | yume

stardust   イエローレッドの星屑たち

懐かしい香りに誘われて 
曲がった小径の向こうに広がる
地上に堕ちた 星の屑 
イエローレッドのちいさなカケラ

金木犀の香りに誘われてたどり着く先には
いつもちいさな宇宙がある

枝の先に固まって咲くちいさな星達は
まるで昴のように輝いて
その芳香でわたしを誘う

そのひとつひとつのちいさな花は
地上に堕ちても そのかたちのままで

まるで星砂の集まる浜辺のように
イエローレッドのミルキーウエイが
道の傍に切り取られ
ちいさな宇宙を創りだす

強い香りでわたしを誘う
ちいさな 星屑の吹き溜まり

此処は自分の居場所ではないと
吹く風にころころと身を任せても
高くソラには届かない

堕ちてしまった 星屑たちも
ソラに還りたいかもしれない

かわいそうな 星の1つヒトツを
手のひらにそっと集めては
ソラにとどけと ほおり投げてみる

ふわりと高くソラに舞っても
もとの昴には戻れずに

きらきらと
ひらひらと
ふたたび星屑となって地面に堕ちる

そこがもとからの居場所のように
そこが銀河の中心のように

月のヒカリのその下で
ひときわ香る金木犀

そのアカリに輝く 地上の銀河

小さな花に姿を変えて
此処に堕ちてきた星屑は
梢を離れても ソラには戻れず

ひらひらと
きらきらと

イエローレッドは星の色
ソラでは輝く その色も
わずかに赤く 沈んでいる

せめてその香りで存在を示し
その想いだけは 香りと共に
ソラ高くへと 昇り立つ

その香りだけは 高く とおく
その想いだけは 高く とおく

星達のいる ソラまでとどけと たちのぼる



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by fusyou-kumahachi | 2006-10-10 23:59 | yume

aqua blue

重なるトラブル
容赦なくせまり来る時間

やらなければならないこと
心配しなければならない事はたくさん在るのに

いま
貴方の心配は
わたしヒトリに向いている

吹き殴るような雨の中
トラブルの解決に駆けつけた
それはわたしの役割
当たり前のことなのに

わずかな時間さえ惜しい事が判っているのに
貴方のココロは
わたしのカラダを心配している
貴方の眸は
わたしだけを見つめている

真っ白なタオルを手渡してくれながら
そっと冷え切ったわたしの手をとる

その柔らかさと あたたかさが
わたしのカラダに染み透る

かけてくれるコトバから
貴方の真摯な想いが伝わってくる

いまのこの刹那を 永遠にしたくて
貴方の想いを わたしだけのモノにしたくて
あなたをこの手の中に 抱きしめてしまいたい衝動に駆られる

ココロの中には 確かにある 想い
けれども現実にわたしと貴方の間にあるものは
aqua blue

冷静な青
水のように澄んで透明なあお

空の蒼のように 高く遠くに澄み渡るのではなく
南の島の遠浅の海のようにひたすら透明で青く

わたしたちの間をうるおし みたしながらも
想いがもえあがることを 決して許さない
水分を含んだあおが 
わたしのココロを 現実に 引きとどめる

わたしと貴方は ココロの中の想いだけを導と信じ
わたしたちの間を満たして 決して干いていくことのない
このあおい水の中で いつまでも いつまでも
漂い続ける

貴方が決めた ほかの誰かの手をとり
貴方がこの海の中から 去ってゆく事を決めるときまで

ただヒトリのこされたわたしが この海に溺れてしまう前に
わたしの手をとるヒトが あらわれるまで


やがて髪が乾き からだが温まったころには
トラブルにも先は見え
わたしと貴方は
ちいさなふたつの安堵をココロに抱える

解決をする事が出来た ひとつのトラブル
何事もなく終えることの出来た ふたりきりの時間

いまはまだ こうしてututuにとどまる事が出来る
aqua blue の現実の中に




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みなさまへ ご心配をおかけしているようで申し分けありません。
お返事の代わりに早めのエントリーにさせていただきました。また、夜までには戻ります。
お返事はそのときにゆっくりと・・・♡ごめんなさい。みなさまと親しくさせていただくほど、ご心配をおかけしているようで少し心苦しく思っています。
でも、うれしくもあって・・・・ありがとうございます☆       kumahachi

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by fusyou-kumahachi | 2006-10-08 12:23 | yume

あ か

季節が移ろい木々の葉が紅葉しあたりが赤く染まる季節
自然の中に在って 赤は常に目を引く

花の赤
実る果実の赤
赤い土

赤いメノウ
赤い珊瑚
赤いルビー

太陽の赤
炎の赤
大地からあふれ出すマグマの赤

薔薇色 韓紅(からくれない)
珊瑚 紅色
茜 紅緋(べにひ)
カーマイン マゼンダ ガーネット

さまざまな名で呼ばれる赤
それぞれに美しく
さまざまに赤く競い合う

赤から受け取るものは高い熱とエネルギー

熱い想い
鮮やかな印象
豊かな実り
暮れ行く時間

そして生命

わたしの中にも赤がある
わたしが生きている限り
この身のうちに流れる赤
血液の赤
生命の赤

そしてココロの中の赤
あなたへの熱い想いはあふれる程に赤く
わたしの中で冷えることなく
流れ出すときを待つ

その流れ出す先は貴方のココロ
貴方がその熱さを受け入れてくれるときを待つ
冷えて固まってしまわないうちに
伝わる事を信じている

貴方に届かぬ想いはやがて冷えて堅くなり
わたしのココロを容易く引き裂く
そこにあるのは赤い傷口と
滴り落ちる赤い液体

どんなに深い傷になろうと
どんなにたくさんの血を流そうと
ココロに出来た傷は誰の目にも見えない
わたしの深い悲しみの赤に 気がつくヒトのいない哀しみ

その傷を貴方に見せたくて
わたしは白い皮膚の下に浮く
青白いラインに銀の刃を当てる

そっと引くとその線に現れるのは
赤い傷口と 赤い液体
滴り落ちる 赤い血液
ココロの傷の そのままに
Ututuに広がる 現実の赤

わたしのココロの中の赤を
Ututuに引き出す事はないけれど
そこには確かにある 赤い想い

それは柘榴の あか に似て
それはルビーの あか に似て
それはマグマの あか に似て
それはすべての あか にある



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by fusyou-kumahachi | 2006-10-04 23:59 | yume